こんにちは。ヤマモトです。
先日、dカードゴールドの入会価値を検討するということで、以下の記事を書いた。
要するに、2023年からahamoのポイント還元が無くなるので、dカードゴールドの入会価値はあるのかを実際ヤマモトが契約しているプランで検討してみた内容。
結論や詳細は↑の記事を見ていただければと思うが、、、まあ dカードゴールドの魅力がだいぶ弱まってしまったなあという話で (笑)
ででで。今回は少し別の観点でスマホプランの見直しをしていこうと思う。
具体的には、以下について整理しながら検討していく。
- ドコモのプラン比較 (ahamo vs 通常プラン)
- dカードゴールドのポイント還元対象でもある他プランってどうなの??
- dカードゴールドを利用すると他プランでもahamoより得できる??
※ 個人的見解も多い内容なので、あくまでご参考程度に。
ドコモのプラン一覧
まずはドコモのプランを確認していく。
一つ一つプランを見る中で、ネットワークエンジニア経験もあるヤマモト目線で、通信の料金や品質的に理にかなっているかもコメントしていくので、ご参考程度に。
ドコモのスマホプラン一覧詳細は以下のページにまとまっている。
ざっくりくくると、2022/10現在は以下の3種類あるようだ。
- ギガプラン
- ahamo
- エコノミーMVNO
ギガプラン
小~大容量まで対応しているプラン。いわゆるドコモの中でも通常プランの扱い。
ギガプランも容量や年齢等のユーザー層によって3つのプランに分かれている。
ギガプラン①: ギガホプレミア
データ使用量無制限の大容量プラン。毎日お外で動画見まくる勢など、通信量がとにかく多い人向け。
その分お値段も破格で、月額7,315円 (税抜)。
月でデータ通信量が3GB以下であれば5,665円 (税抜)と、「少ない月でも安くなりますよ~」感を出しているプラン。
ドコモ光が月額5,200円と考えると、家にネット回線を引くよりも高いという (笑)
3GB以下の場合でもドコモ光より高いってどうなんだ…
確かに、家以外でもどこでも気にせずネットを使えると考えればそのくらいする…のか?
いやいやだったら通信速度も欲しいところ。5Gエリアをもっと拡大してたら嬉しかったね、って感じ。
テザリング使い放題でもあるので、5Gエリアの拡大次第では家のネット回線も要らなくなるかも…
って思ったけど、家電もスマートホーム化でほとんどIoT (家電がネットにつながる) してるわけで、
てことは常時ネットにつながる必要があるわけで、となると家のネット回線は常備するのが求められるわけで…
う~ん。やっぱこのプランで価値を感じられる人は毎日お外で動画見まくる勢なのかなあ。
ギガプラン②: ギガライト
毎月1~7GBでデータを使用する、文字通りライト層向けのプラン。
1GB, 3GB, 5GBごとに料金がステップアップする仕組みで、7GB以降は128kbps (=地獄) になるため、都度課金でデータ量を購入する料金体系。
基本料金は月額3,150円~6,150円 (税抜)の間でデータ量に応じて推移する。
7GBっていうのがなかなか絶妙…
というのも、絶賛毎日テレワークでほとんど外のキャリア回線を使わないヤマモトで、毎月7GB使うか使わないかのライン。
絶対通信量の中央値から料金設定しているとしか思えない絶妙設定。これはドコモさん賢い (笑)
ただ、7GBで6,150円ってシンプルにみるとめっちゃ高いよねww
各種割引を適用しても3,980円 (税抜) らしいけど、それでも高いなあ。。。
だったら1000円多く払ってギガホプレミアに入るし、みたいな。 ←それが狙いか!?
せめてahamoの2,700円 (税抜) は下回っていないと、メリットを感じにくいかな… というのが正直なところ。
ギガプラン③: はじめてスマホプラン (U15はじめてスマホプラン)
FOMAからの契約変更や他社3G回線からの5G・Xi(4G/LTE)へ乗り換える、文字通り初めてスマホを持つ層向けのプラン。同様のコンセプトで、15歳以下のスマホデビューを対象としたU15はじめてスマホプラン もある。
月額1,650円 (税抜)。なんなら「はじめてスマホ割」とか他割引も兼ねると1000円切っちゃう。
これは破格。
まあ対象者を絞っているのでこの値段なのだろう。
主に学生と高齢者層の取り込みを目的にしていると思われるが、学生は18歳まで割引が聞くのは大きい。高齢者層の場合は以降ずっと死ぬまで (?) 割引がきくように見えるが、これはこれですごいなww
高齢者ではじめてスマホっていう層もどんどん少なくなってくるので、今の対象者はめっちゃありがたい (けどヤマモトにはあまり関係ない!!) って感じですね。
ただよく見るとデータ量上限が1GB…
学生で1GBは無理っしょ (笑)
ギガプラン共通: 長期利用ありがとう特典
あと、ギガプラン共通だがdポイントの長期利用特典が付与されるのも嬉しい。
これは後述のahamoでは適用されないので、ずっと長期でドコモを利用している人ならギガプランを利用するのが良いのかもしれない。
ahamo
ドコモの格安プラン。ニュース等でも話題になっているので、内容をご存知の方も多そう。
ahamo概要
データ通信量は~20GBか~100GBまでの2種類を選べることから、中~大容量プランの建付け。つまり、ギガライト < ahamo < ギガホプレミア というランク付けになる。中間プランということだ。
料金は20GBなら月額2,700円 (税抜)、100GBなら月額4,500円 (税抜)。
中間プランと言いつつ、ギガライトよりも安いのは特徴的。
ahamoの特徴 (ギガプランとの比較)
上記でも触れたが、容量別のプラントしてはギガライトとギガホプレミアの中間となっているが、料金がそのまま比例して対応しているわけではない。
その理由としては以下の二つが関わってくる。
国内通話 5分以内無料
これは大きなメリット。
ギガプランであれば最低でも770円の音声オプションを付与しないとこの機能は得られない。ちょっとした電話って5分くらいなので、ちょうど良い。
各種割引の適用外
ahamoでは各種割引特典 (ファミリー割、ドコモ光セット割等) の対象外になっている。
なかなか悲しい。。。と思うが、逆を言えば本来の適用されるはずの割引後の金額を提示しているということなのかもしれない。そう考えると「割引とか気にするのめんどくさい」って人にはシンプルで良い。
サポートが薄め
ahamoは店頭ではなくオンライン手続きを主としているため、誰かから手取り足取りサポートしてもらう機会が少ない。問い合わせもチャットからなど、自動応答で対応されることになるため、何かあった時のスピード感にはギガプランと比べると少し劣る。
まあでも最近のサービスだとどこもそうだし、そういった人件費をカットしてスマホ代が安くなるならお得だよね。
さて、ここからはヤマモトのコメントゾーンだが、
ahamoは個人的にありだと思う。
上記でも書いているが、ヤマモトは毎月7GBぐらいのデータ通信量なわけだが、ずっと家にいてもこのくらいは使うという証明でもある。とすれば、20GBくらいはあって欲しいなと思うところ。
他キャリア、特に格安SIMであればさらに安いプランもあるが、そうなると通信量の制限がより厳しくもなるため、2,700円で20GBというのは理にかなった値段かなと思う。
また、先ほども少し触れたが、割引は一切無いため、逆に惑わされず料金だけを見て選べるというのもわかりやすくてありがたい。
そう考えると、だからdカードゴールドの特典対象外にもなっちゃったのかな。。。なんて考えちゃう。
エコノミーMVNO
そもそもMVNOって??
仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、英語: Mobile Virtual Network Operator, MVNO、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)とは、無線通信回線設備を開設・運用せずに、自社ブランドで携帯電話やPHSなどの移動体通信サービスを行う事業者のことである。通信サービスの提供には移動体通信事業者(MNO)の卸売をうけたり、仮想移動体サービス提供者(MVNE)の機能を利用したりする。携帯電話サービスプロバイダまたは単にサービスプロバイダと呼ばれる。wireless communications services provider ワイヤレス コミュニケーションズ サービス プロバイダ とも呼ばれる。
Wikipedia より
へ〜〜〜〜
要するにドコモ等の大手キャリア回線を借りて通信事業を営む事業者のことをMVNOと言うらしい。格安SIMを提供しているところは大体これ。
こういったブランド体系は知ってたけど、MVNOってワードは初見だったな (笑)
と言うことで、エコノミーMVNOはドコモの回線は使うけど、スマホの契約は他社だよ〜っていうプラン。
え、それってドコモのプランって言っていいの?? って疑問に思うところだが、ドコモと提携しているMVNOは以下の二つの特徴がある。
- dポイントと提携していること
- ドコモショップで契約を結べること
上記を満たしているので、ドコモショップでギガプランと同様の扱いでプランをご提示される。さらにdポイントもつくので、見た目はほぼドコモのプランというカラクリである。
エコノミーMVNOの特徴
上記の説明通り、回線はドコモだが契約主は他社なので、その提携会社ごとにプランは異なる。料金体系は一般的な格安SIMの料金ぐらいをイメージしてもらうとわかりやすいが、例えばOCNモバイルONEだと月500MBまでの利用で月額550円 (税込) などがある。
めっちゃ安いけど、めっっっっっちゃ小容量プランである。
ギガライトよりも安くて小容量で良いよ、っていう人が入るプランなのだが、注意点もある。
他格安SIMにも共通するが、MVNO故にキャリア回線を提供しているわけではなく、間借りしている状態なので、以下のデメリットがある。
- 回線が混み合っている時は制限される時がある。
- 例えば、ドコモの回線が混み合っている場合、正規のドコモユーザーを優先的に利用させるため、間借りさせているMVNOのユーザーは回線利用の優先度が下がる。
これは障害時も同様で、ドコモ回線で通信障害があった場合も同様の障害が起こるわけだが、復旧やユーザーへのフォローはドコモ主導で動くため、どうしても1歩遅れてしまう。
そういった品質面は考慮する必要があるだろう。
ヤマモトのコメントとしては、値段とクオリティは理にかなっていると思う。
あまりデータを使わない層からすると、このクオリティで十分という人も多いと思うし、そういった需要にはマッチしているプランかなと。
ちゃんとドコモショップで契約できるというのも良心的。
「ネットで完結!!!」って、簡単なのはわかるんだけど、データを使わない層ほどネットで完結できないと思うんだよね。世知辛い。
なのでプランとしてはちゃんとしていると思う。
ただ、ヤマモト的にはう〜〜〜ん、無いかな (笑)
インターネットはこの時代において無くてはならないものだと思っているし、そうあるべきだとも思う。その中で、見たい時に見れないというのを避けるためにある程度通信品質にコストは割いても良いと思っている。
ま、個人的な意見ですけどね。格安SIMは品質に拘らなければ最高のプランだと思うので、それはそれであり。おかんとかあまりネット使わない層におすすめしたい。
dカードゴールドを利用すると得するのか??
さて、長々と説明してしまったが、ここからが本題。
dカードゴールドの特典である10%ポイント還元を活かせば他プランでも得するのかを検証していく。
前提条件
どの割引が適用されるかの条件を整理するために、ヤマモトのデータ利用量や利用しているサービスを整理しておく。
- スマホの利用状況
- スマホは2台 (ヤマモト + 妻)
- データ利用量
- ヤマモト: 月7〜8GB程度 @毎日テレワーク
- 妻: 月10〜11GB程度 @毎日出社
- 通話はそこそこする。
- 携帯・スマホはずっとドコモ (10年以上利用中)
- ドコモ光利用中 (税抜 5,980円/月)
- ドコモ関連サービス (dアニメストア等) の利用は無し
毎日出社の妻は月10GB程度なので、この時点でエコノミーMVNOとギガライトの選択肢は無くなる。
まあよっぽどスマホを使わない限り、大概の人はそうだろうなあ。
よって以降はahamoとギガホプレミアの2プランで比較していく。
ヤマモトの場合のプラン別の料金比較
プラン名 | 基本料金 | データ容量 | オプション | 各種割引 | 合計金額 |
ahamo | 2,700円 (税抜) | 20GB ※1 | 無し | 無し | 2,700円 (税抜) |
ギガホプレミア | 6,650円 (税抜) | 無制限 | 5分通話無料オプション: 700円 (税抜) | ・ファミリー割: -500円 (2回線) ※2 ・ドコモ光セット割: -1000円 ・dカードお支払割: -170円 | 5,680円 (税抜) |
ここで、通話をそこそこする前提のためギガホプレミアには5分通話無料オプションを付与して計算している。
dカードゴールドで支払った場合に還元されるポイントの合計
ahamoの場合
先日の記事でご紹介したとおり、月間のポイント還元額はドコモ光分だけになるので月々500円。
ギガホプレミアの場合
上記のギガホプレミア × 2回線 + ドコモ光の料金がポイント還元対象になる。
月間ポイント還元額 = {(ギガホプレミア: 5,680円 * 2) + (ドコモ光: 5,980円)} * 10%
= 17,340円 * 10%
> 17,000円 * 10% ※ 1,000円以下切り捨て
= 1,700円
月々1,700円がポイント還元される計算。
ポイント還元額も加味した場合のプラン別の比較
じゃあ最終的に月々いくら払うんだ、という計算。
- ahamo: 10,880円
- スマホ料金: 2,700円 (税抜) × 2台
- ドコモ光料金: 5,980円 (税抜)
- ポイント還元: -500円
- ギガホプレミア: 15,640円
- スマホ料金: 5,680円 (税抜) × 2台
- ドコモ光料金: 5,980円 (税抜)
- ポイント還元: -1700円
月々税抜で4,760円も差がある計算ですね。
dカードゴールドの年会費は年10,000円 (税抜) を加味すると、10,000円払ってもこの二つの差が埋まらないのかあ。。。
細かくいえば、ドコモの長期利用特典も含まれるため、もう少し還元額は増えるわけだが、、、一ヶ月限定でd払いの20%還元がついてくるのみなんだよなあ。。。まあこれはこれで大きいんだけど、利用しなければ還元が無いのと一緒なので、どうも唆られない。
悲しいなあ。。。(笑)
結論
ドコモのプランを整理しながらdカードゴールドの利用価値を検証してみたが、普通 (月々10GBぐらい) にスマホ使っている人ならahamoで質も量も十分だし、ahamoならdカードゴールドの契約は不要だなwww
もちろん、毎月の通信量が20GB以上で大量にデータを使うユーザー、曰く外でも動画見まくる勢であればギガホプレミアのプランが最適になるので、伴ってdカードゴールドは必携になる。ただし、ギガホプレミア単契約ではポイント還元額がdカードゴールド年会費には届かないので、ギガホプレミア + ドコモ光など、複数回線や別サービスとの契約をしている場合のみである。
つまるところ、ヘビーにドコモ使っている人じゃないとdカードゴールドは価値を感じにくい。
あ〜あ。残念だけど解約かなあ。。。
ただ、今回ドコモのプランを見直す中でヤマモト的なdカードゴールドの利用価値を見つけ出せそうだったので、次回はその辺りに踏み込んでみようと思う。
最後の最後に冷静にコメント。
dカードゴールドのユーザー、減りそうだよね。
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